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邦文(原著・書籍)

邦文(原著・書籍)

2020年

Twitterデータを用いた不妊治療患者の感情分析

宗修平村林奈緒、山田由香、山口和香佐、宮野奈緒美、俵史子

日本受精着床学会雑誌、37巻(2):212-219(2020)

本検討では不妊治療および妊活中の女性が投稿した数十万件のTweetデータを用い、対象となる女性から投稿されることの多い名詞、動詞、形容詞を解析しました。その結果、特に仕事と不妊治療の両立に苦労している女性からの投稿が多いことがわかりました。不妊治療や妊活における苦労や苦悩など周囲に相談しにくい内容を匿名性のあるSNSにおいて投てき的に発話していると推察されます。

不妊治療中の女性に対するEPDSについての検討

村林奈緒、安田貴昭、福田純子、宗修平、俵史子

日本周産期メンタルヘルス学会会誌、6巻(1):67-72(2020)

2019年

凍結融解胚移植における臨床的癒着胎盤リスク因子の探索

宗修平、山口和香佐、村林奈緒、宮野奈緒美、望月修、俵史子

日本受精着床学会雑誌、36巻(1):120-127(2019)

凍結融解胚移植では月経周期に合わせて胚移植を行う自然排卵周期と排卵を抑制した状態で薬剤により子宮内膜を調整したうえで胚移植を行うホルモン補充周期があります。本検討ではこの子宮内膜調整法の違いにより妊娠後の産科合併症の頻度に違いがあるかどうかを調べました。その結果、自然排卵周期に比べ、ホルモン補充周期で妊娠した症例では胎盤が子宮に付着もしくは癒着する臨床的癒着胎盤の頻度が高くなることが明らかになりました。

2018年

周産期メンタルヘルスリテラシーの向上を目指して 不妊治療専門施設に通院する女性の抑うつと不安

村林奈緒、安田貴昭、望月知佳、松浦恵、福田純子、宗修平、山口和香佐、俵史子

日本周産期メンタルヘルス学会会誌、4巻(1):61-66(2018)

2017年

ホルモン補充周期での凍結融解胚移植における4種類の黄体ホルモン補充膣剤および1日あたりの使用量の違いにおける臨床成績の比較

宗修平、山口和香佐、田島浩子、宮野奈緒美、俵史子

日本受精着床学会雑誌、34(2):334-339(2017)

ホルモン補充周期による凍結融解胚移植では排卵が抑制されるため妊娠の維持に必要な黄体ホルモンが分泌されません。そのため、黄体ホルモンの外部投与が必須です。最近、天然型の黄体ホルモンが認可され、現在までに4社より発売されました。本検討ではこの4剤間の臨床成績を比較しましたが、妊娠率および流産率には有意な違いを認めませんでした。

          

書籍

今すぐ知りたい! 不妊治療Q&A 基礎理論からDecision Making に必要なエビデンスまで(2019年)

医学書院